2017年11月26日

会葬礼状7

「ありがとう」母のお陰で今の私があります

「○○をひとり遺せない」そう母は思ったのでしょうか。
難病との闘いを続け、三年前に心肺停止となった時も奇跡的に持ち直してくれ・・・
意識が戻ることはありませんでしたが、
母の全身から「寂しい思いはさせないよ。お母さん頑張るからね」という気持ちが伝わってくるようでした。
だから私も母がいてくれるだけで嬉しくて、心強くて・・・
生まれてからというもの ずっと母の存在と その大きな愛情に支えられておりました。
私を女手ひとつで育て上げながら、きょうだい達と営む会社の仕事に一生懸命だった母。
自分のことは二の次三の次で周囲の幸せを一番に願っていたものです。
闘病中も「会社が大事」と限界まで励んでいた姿を思い浮かべれば胸が熱くなります。
面影を偲ぶ程に別れが惜しまれますが、最後の最後まで生命を輝かせてくれた母には、この言葉を捧げ見送ります。
「お母さんの娘に生まれて本当に幸せでした。いつか再会する日まで頑張るから、見守っていてね」

喪主