2017年10月23日

会葬礼状

「形ある思い出、記憶に残る思い出をありがとう」
母の良き面影は 私達の心の中にいつまでも

物静かで多くを語らなかった母。
思い出の写真が沢山つづられたアルバムを開けば母の笑顔に会うことができ、
新聞や雑誌に隅から隅まで目を通し、家で ゆったりとくつろぐ姿や、
九十歳近くまで犬の散歩に出かける様子など、
何気ない日常の光景まで色鮮やかによみがえってきました。
別れは寂しくない、と言ったら嘘になりますが、
今は悲しみよりも他の思いが勝ります。
胸に込み上げる ねぎらいと感謝の気持ちを何としてでも伝えなければなりません。
「家族の絆が強いものとなったのは、お母さんのおかげです。
お父さんの分まで長生きして、そばにいてくれて・・・ありがとう」
懐かしい方々との再会を願い、そっと手を合わせて見送ります。

喪主

2017年10月19日

司会者 ナレーション

お母さん 外は赤や黄色の葉が色鮮やかな景色を見せてくれています。
今、祭壇中央から優しく微笑みかけてくれているあなたを見ていると
二人で過ごした懐かしい日々がよみがえって参ります。
いっぱい笑って いっぱい泣いて いっぱい話をしていたはずなのに・・・
いつかは こんな日がくること・・・どこかで覚悟していたつもりなのに
まだまだ話し足りない・・・まだまだ笑い足りないです。
私を産んで 育ててくれた母に恩返しは しきれなかったかも知れません。
けれど 時が流れ いつか再会するであろう その時に
「頑張ったね! さすが私の娘」だと褒めてもらえるように
笑顔で頑張るから どうか見守っていて下さい。
お母さん 今まで頑張ってくれて、そばにいてくれて、
本当に ありがとうございました。
どうか安らかに・・・